事業を新たにスタートするとサービスや商品を整えたり、取引先を開拓したり忙しい日々を過ごしている方が多いと思います。
自分でやろうと思っていた記帳作業もどんどん溜まっていき、気がついたら決算間近。なんて経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
どうすれば本業に集中しながら、効率よく記帳ができるのでしょうか。
記帳代行サービスのメリットとデメリットを紹介します。
記帳代行とは
記帳代行とは、名前の通り会社で日々行われる取引やお金の流れを会計ソフトに入力して決算書を作る作業を代行することです。
日々の取引を会計ソフトに入力するのはもちろん、税理士が所属してる事務所であればそのまま税務申告まで代行してくれます。
日本で事業活動を行うと、帳簿をつけて会計年度における損益をきちんと把握し税務申告を行う必要があります。
もしも税務申告をしなかったり、期限に遅れたりすると加算税や延滞税などのペナルティを負うことになります。
本来払わなくても良いお金なので、申告期限をきちんと守りたいところです。
記帳代行を利用するメリット
正確な申告を行うことができる
日本において事業を行うと、税務署に税務申告しなければいけません。
その際に、税法に従って正しく申告を行う必要があり、誤りや漏れがあると過去に遡り課税され、本税のほかに延滞税がかかったり、悪質であれば重加算税などの重いペナルティを受けることになります。
故意に売上を隠したりするのは論外ですが、故意でなくてもペナルティを受けます。
記帳そのものを専門家に依頼することで、リスクを大幅に下げることができます。
事務作業の削減
記帳業務には会計や税務の知識が必要になるほか、領収書の整理や会計ソフトへの入力などの膨大な作業が必要になります。
開業して間もない時期は特に、売り上げを立てることに集中できる環境を整えるのが大切です。
金銭コストの削減
開業して間もない時期や、小規模で営業している会社では専属の経理社員を雇う余裕がありません。
経理社員を採用するとフルタイムだと月に30万円程度、週3日程度のアルバイトでも15万円程度のコストがかかります。人件費が大きな負担になるのはもちろん、事業規模が小さいと経理作業量自体が少なくて時間を持て余してしまいます。
記帳代行サービスを利用することで、会計のプロに必要なだけ依頼することが出来るので、コスト削減に繋がります。
記帳代行を利用するデメリット
タイムラグが発生する
記帳代行業務を依頼した場合のデメリットは、試算表で最新の数字を把握する為にタイムラグが発生することです。
社内経理であれば日々会計ソフトへの入力が可能で、最新の状況を逐一確認ができます。
記帳代行においては、資料を渡してから少なくとも2週間〜1ヶ月程度の処理期間が必要になります。該当の期間が終わってから資料を集め送ることを考慮すると、1ヶ月以上のタイムラグが発生します。
リアルタイムで数字を把握することが難しいのがデメリットです。
価格設定がわかりにくい
記帳代行の金額設定のわかりにくさがあります。特に税理士事務所に依頼する場合で多いのが、「月額顧問料」の中に記帳代行料金が含まれてしまい何にいくらかかっているのか不透明なことがよくあります。
明確な料金表があることや、契約前にきちんと見積もりを確認してから依頼するようにしてください。
まとめ
記帳代行サービスは、資金にも時間にも余裕がない事業の立ち上げ期から一定の規模に育つまでは特に、非常に有益なサービスであると思います。
自分で完結できれば一番ですが、記帳代行サービスを上手く活用することでコストを抑えながら、本業に集中できる環境を作ることができます。
RippleEffectでは、作業量に応じた明確な料金体系があり、税理士による税務申告まで完結させることが出来ます。
事業の内容や処理量をヒアリングし、お見積りをさせて頂いたうえで契約となりますので、安心してご依頼いただけます。
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